価値はあるのに、事業として流れない。 ——いわゆる「死の谷」です。

商品はできた。でも、売上につながらない。 その詰まりが、価格・規格・供給・提案軸のどこにあるかを見抜き、流れる形に整える支援をしています。

■ これまでに整えてきたこと(要約)

───────────────────────────── はじめに ─────────────────────────────

私のキャリアは、ふたつの問いから始まりました。

「どうして、必要な人に食事は届かないのか」 「どうして、こんなにも、食品に嘘やごまかしがあるのか」

1994年の創業時から「いずれ産地の偽りが問われる時代が来る」と見立て、完全なトレーサビリティを前提に事業を組み立ててきました。働く人に食事が届かないという目の前の課題と、やがて必ず問われる食の信頼性。このふたつへの危機感が、私の出発点です。

30年続けたのち2024年に事業を一区切りとし、現在はフリーランスとして、食品に限らず地域資源・未利用素材・産官学連携の事業設計に取り組んでいます。対象は広がりましたが、最初のふたつの問いに向き合い続けていることは変わりません。

───────────────────────────── 実績|自ら起業した時期(1994〜2024|30年) ─────────────────────────────

食環境編集家として、オフィス・病院・企業施設などにおける食の導線・流通・ラインナップを再設計してきました。

◉ 食品製造・卸売事業(自社起業・継続30年) 「食で職をよくする」をテーマに、社員食堂・コンビニ・オフィスビル売店などへ正直な食を継続して届け、高級スーパーでは弁当・惣菜の納品から売り場づくりまで担当。産地偽装が社会問題として顕在化する前の1997年に、トレーサビリティ商品の開発・納品を実現しました。

◉ 規格外野菜を使ったお弁当事業|日本経済新聞掲載 現場で廃棄されるのは、晴れ間が続いて育ちすぎ、出荷のタイミングを逃した野菜です。問題は、いつ・どれだけ出るか読めないこと。固定メニューには組み込めません。 そこで日替わり弁当というフォーマットを活用し、「入荷が読めない」弱点を「毎日変わる」前提で受け止める形に整えました。社員食堂・オフィスビル向けの継続供給事業として育て、日本経済新聞に掲載いただきました。記事リンクはこちら 記事画像はこちら

◉ 裁判所内売店の社会起業家販売コーナー|企画・運営 雑誌売り場の撤去で空いたスペースの使い方を相談され、社会起業家の商品を並べることを提案しました。福祉作業所の養蜂蜂蜜、震災復興のラー油、地域連携の薬草茶、福祉作業所アートのテーブルウェアの4種。 応援価格で扱われがちな商品を、品質と物語の両方で選ばれる売り場として整理した結果、店舗は過去最高益を達成。販路は商品の改良ではなく、文脈の重なりで選ばれることを確かめた取り組みです。