先輩によって仕事の細かな進め方が異なると、新入社員は「誰のやり方に従えばよいのか」と戸惑います。

この問題は、個人の能力や性格ではなく、仕事の進め方が個人のやり方に依存し、チームの共通ルールが十分に整っていないことから起こります。

<aside> 💡

解決のポイントは、仕事の普遍的なしくみを理解し、チームの「共通のルール」として定着させることです。

</aside>

1.根本原因を理解する

現在は、各先輩がそれぞれのワークスタイルで仕事を進めている状態です。そのため、新入社員は指示を受けるたびに進め方を調整しなければなりません。

これは個々の社員の問題ではなく、次のような組織のしくみの問題です。

まずは「十人十色の仕事の仕方」を前提にするのではなく、共通化できる部分を明らかにする必要があります。

2.仕事のしくみに基づく「ルール作り」

仕事を棚卸しし、可視化する

部署やチームの仕事を書き出し、次の項目を明確にします。

確認項目 内容
仕事の内容 何をする仕事か
目的 なぜ行うのか
期限 いつまでに終えるのか
投下時間 どの程度の時間をかけるのか
完成基準 どの水準なら完了か

新人が困っている「細かなやり方の違い」も具体的にリストアップし、それぞれの長所と短所を整理します。

原理・原則と照らし合わせる

仕事には、担当者や業務の種類が変わっても当てはまる普遍的なしくみがあります。その原理・原則と現在のやり方を比較し、チームにとって最適な進め方を検討します。

具体的な共通ルールを定める

棚卸しの結果をもとに、**「この仕事は、基本的にこう進める」**という標準を決めます。